DogLifeSaving- 犬の紹介

犬の里親探しで活動するボランティア「DogLifeSaving」(ドッグライフセイビング)の犬の紹介ブログです

No.120223T-TPMM297(トイプードル 2〜3歳 4kg ♂)


[特徴]

[仮名]  ロン

オス 2〜3歳位  4キロ

保護から約1年経ち、すっかり穏やかな子に変身しました。
お散歩も大好きで、吠えることも全くなく、我慢強い子です。
お散歩中顔見知りもでき、遠くから見つけると嬉しそうに尻尾を振って
近づいてくるのを待ってます。
皆さんにかわいいと撫でてもらって、おやつをくれるおじさんにはおやつをせがみ
いい子だね――といわれています。
いまだに何かを拾い食べる癖もありますが、ずいぶん我慢でき、ダメというと
横目でチラッと見ながら通り過ぎることもできるようになりました。
本当にかしこい子です。
その賢さが裏目に出ないよう、飼い主さんとの信頼関係ができるまでは、
嫌なことを強要せずに、あせらず絆を築いてくださる方を希望いたします。
なんでもご説明いたしますので、お問い合わせください。

放棄理由は犬同士けんかして噛んだということだそうです。
でも、センターではそのようなそぶりもなかったので保護しました。
保護当日、汚れた足を洗おうと後ろ足に触ったところ、噛みました。
こちらも戸惑いましたが、とにかく保護当日でしたのでまったく見知らぬ人間に何をされるか怖かったのでしょう、様子を見ることにしました。

名前をロンと付けましたが・・・。
ロンは人が好きで、犬も好きで明るく甘えん坊のとてもいい子だとわかりました。

ただ、きっと暴力的なしつけや、愛情を与えてもらえない時期があったのでしょう。
そのために、暗いクレートに閉じ込められるのは嫌がり、不安なことがあると威嚇したりすることがありました。
餌を十分与えられないことがあったのか、白い紙を見ると食べてしまい、それを取り上げようとすると、ガウっときます。

本来はとても怖がりで、散歩中に他所の庭先から犬が急に吠えたりすると飛び上がって逃げようとしますし、風で葉がカサカサ揺れてもびっくりします。

ロンがどんなことが苦手なのかわかりましたので、お散歩中には落ちている紙は避けて通る、広めのサークルで過ごさせて、たくさん遊んであげています。
そうするうちに苦手な足ふきもできるようになり、抱っこされても嬉しそうになりました。
トイレはサークルでは我慢しますし、まず吠えません。
散歩中に会う人にも犬にも友好的で、吠えかかられればスーッと避けて通ります。
おもちゃで遊ぶのも大好きですし、フードを食べているときには取り上げても全くお構いなしです。

噛む子には噛むような状況を作らないでおけばいいのです。
安心すれば、時間が必要ですが、噛む必要がないとわかってきます。
こんなにいい子に噛むことを覚えさせたのは人間です。
保護して4カ月、今はもう噛むことはありませんが、もう少し様子を見て家族を募集したいとおもいます。
賢い子ですのでしっかりと向き合って、飼い方を間違えなければ本当に愛らしいロンです。